修学院音羽川上流部



まず、砂防学習ゾーン・モデル事業指定地区より上流部の川の様子から見ていきます。

修学院音羽川の源流はホテル「ロテル・ド比叡」西側の谷に位置します。いくつもの小さな谷をチョロチョロと流れる水が次第に合わさって川が形成されていきます。川底には花崗岩質の白い砂がはっきりと見えます。
まだ水の少ない奥深い箇所から仰々しい堰堤(えんてい)*注)が設けられていることから、いかに土砂運搬量の多い川であることが分かります。

注:川を堰きとめる施設全般を指します。この地域の堰堤は治山堰堤(ちさんえんてい)と呼ばれる種類のもので、土砂を溜めて山が侵食されるのを防ぐことに主眼が置かれています。



修学院音羽川源流部


川底に溜まる白砂源流奥深くの(治山)堰堤



修学院音羽川上流部には黒目ヶ谷や杉谷などのいくつかの支流があり、水量は少ないものの本流同様に大きな(治山)堰堤が設けられています。



修学院音羽川の支流と大きな(治山)堰堤


修学院音羽川は支流の水を集めて次第に大きくなります。堰堤もそれにつれて巨大化し、そこには大量の白砂がたまっています。



大きくなった本流源流部で見られたものより一回り大きくなった(治山)堰堤



巨大な(治山)堰堤。この辺りは平成10年代に整備された新しいものが多く白いコンクリートがまぶしいです。堰堤上部の様子。大量の白砂が溜まってきらきら光っています。



流れを太くした修学院音羽川は深い谷を刻みながら砂防学習ゾーンへと流れていきます。


すっかり谷川らしくなった本流川近影。水の透明度は比較的高いです。




●メモ

◎この流域を訪れるのは困難です。一番手軽なアプローチとしては修学院離宮から比叡山に続く雲母(きらら)坂の途中から分かれる道をたどる方法が挙げられます。

◎堰堤の工事が頻繁に行われている地域のようですので十分に気をつけてください。




1、修学院音羽川上流部
2、石積堰堤
3、砂防堰堤
4、親水広場
5、沈砂池
6、修学院音羽川下流部
7、白砂の利用

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